地震被害について思うこと

※都合上、エントリ日を意図的に変えています。

阪神大震災の時には、インターネットとか携帯電話とかいうものはあまり普及していなくて、普通の人が使える通信手段は一般電話とポケットベルくらいしかなかったはず。お金持ちな人がパソコン通信使えたりとか、資格を持った人がアマチュア無線使えるかといったぐらいだったように思う。

紆余曲折があって、住宅業界から運輸業界を経て情報処理関係の業界の仕事をするようになって、今のこの状況がいかに大変か、他人事ではないと痛切に感じている。

阪神大震災の時にはブログもなければツイッターもないし、テレビも携帯型なんて望むべくもなかったので、ラジオが命綱だったように思う。ひるがえって今の状況ではさっき言ったようなツールが出てきたし、何かしら情報サイトを立ち上げたければ今はクラウドサービスを提供する業者が無償で環境を提供してくれる。

災害関連の公的情報発信支援で、クラウドサービス無償支援の動きが広がる -INTERNET Watch Watch

かといって、やはりインターネットの世界は輻輳が発生することは避けられないように思うし、有線回線も無線回線も途中のルートが寸断されてしまうと役に立たない。テレビやラジオはメインの送信所までの回線さえ何とか確保すればブロードに情報をばらまくことができるわけで、そうしたところはインターネットの世界にはできない部分なのかもしれない。

住宅に関していうと、耐震基準は阪神大震災を経験して耐震基準が大幅に引き上げられたが、それでも今回のような「津波」は想定外だったとしか言いようがないし、もちろん放射能漏れに対する対策は考慮していない(あくまでそのような計算をしていないというだけで、住宅建材に放射能を防ぐ効果がないと言っているわけではない)。もし今回の原発事故をきっかけに、原発周辺の新築家屋は放射能対策をすべし、ということになったらとんでもないことが起きそうになる気がする。

うまくまとまりそうにないが、この辺で。

続きを書く気になったら書くと思うし、修正しなければいけないなと思ったら修正する予定。