井笠バス経営破綻
民事再生とかそんな生ぬるい話じゃなく、経営破綻だから、定期券や回数券が基本紙くずになってしまう。普通の路線廃止だと、ある程度廃止日まで猶予もあるし、定期券や回数券は手数料なしで払い戻してもらえる。
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によると、
11月以降に有効期間が残る通学用の定期券は、期間1年が419枚、同半年が4枚、同3カ月が12枚。通勤は56枚という。
ということ。最大で5か月分の定期代が飛んでしまう高校生が400名以上。
昨年末から賞与の支払い遅延、今年になって賃金の支払い遅延、背景に10数億円という退職金債務の不払いなど噂がたっていたので、今年末には危ないかと思っていたが、
という状況じゃ、確かに何らかの形での事業終了は時間の問題だっただろうし、一般的な債権債務の考え方だと、未使用の定期代が返ってくることは難しい。
で、普通ならここは政治の出番、ということになるのだろうが、国会があのような有様では話し合うどころの問題ではないなぁ。
今後、地方の公共交通機関はこういう事例が続出するだろう。何とかならないものか。